【EMS】韓国にEMSを送ったら税関に止められた…贈り物の価格には要注意!!

お役たち

안녕하세요〜!目下ダイエット奮闘中のリリモン( @30karanokankoku )です。30超えてから結構頑張ってるのに20代の感覚で体重が全然減らないので凹み中です(泣)。

お久しぶりのブログです。なかなか更新できなかった言い訳は前回のブログをご参照ください(ブログというか独り言です)ww。

さてさて、1ヶ月程更新を怠っていたのですがありがたいことにリリモン宛にTwitterやInstagramで多くDMを頂きました。その内容で圧倒的に多かったのがEMSについて。(またEMSについてかよ、勉強してんのかよというお叱りはご勘弁をw)

やはりこの状況下で韓国にも行くことができず、EMSを利用して韓国の友人や恋人、はたまた推しているアイドルなどにモノを贈る機会がかなり増えているみたいです。もちろんわたくし自身もそのうちの一人なのですが、EMS関連のトラブルや不安も多いのも事実…。

例えば、日本から贈ったものが韓国で止められてしまった、輸出不可のものが入っていて没収されたなどEMSを利用しているうちに一度はトラブルに見舞われたこともある方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

そこで今回は実際にわたくしリリモンが経験したEMSのトラブル、具体的に言うと韓国の税関から価格の根拠を示すように輸入者(in 韓国)に通達があった件について検証してみたいと思います。

※以下はあくまでもわたくしリリモンの個人の経験に基づいて個人的に調査してみて分かった内容でございます。記事内の情報が誤っていたり、誤った認識の場合も無いとは言い切れませんのであくまでも参考程度にお考えください。本記事によるEMSのトラブルには一切の責任は負いかねますので事前にご了承くださいませ…。

1.SEIKOの腕時計

以前(2021年4月)に↓のブログでスマホを利用して韓国で日々お世話になっている형にEMSを送ってみたというブログを書いたのですが、その際に送った中身が腕時計でした。(あとはお茶パック)

時計は言わずとしれた日本ブランドのSEIKOの腕時計です。SEIKOは韓国で買うと高いから日本で買ったものを送ってあげようという作戦でした。価格は当時Amazonで78,000円ほど。

結論から言うと、このSEIKOの腕時計は無事に韓国に届きました。

じゃあ別にいいじゃんと思うじゃないですか。

ただし、こいつが届くまでに予想外の紆余曲折があったのです…。

2.税関検査!?

これが当時(2021年3月)のEMSのトラッキングの照会結果です。3月18日に都内の郵便局から発送して、無事に韓国の형にお届けできたのが3月31日

…かなり(時間)かかりました。

当時のトラッキング履歴

普通韓国へEMSで貨物を送ると5日くらいでは到着するはずなのですが約2週間もかかってしまいました。

さて、皆様もうお分かりでしょうか。この貨物、トラッキングして内容を見てみると見慣れぬ貨物ステータスが…。

税関検査のため税関へ提示!?

えっ中身開けられちゃう・・・?いやん…。

3.輸入者に手紙が…

というわけで税関に止められちゃいました。

ただ、送ったものは日本製の腕時計(もちろん正規品)とお茶パックのみだったので検査もすぐに終わるだろうと思っていました。

輸入者(韓国の형)からも「まぁそのうち届くでしょ」と言われていたのでこの時点では特に心配することなく輸入許可が切れるのを待っていたのですが…、

ある日、형から「ごめん、時計の領収書あったら送ってくれない?」とのメッセージが…。

えっ、どうして!?と聞くと「税関から時計の価格の根拠を示す書類を提出するように言われた」とのこと。

なんと税関から輸入者宛にそういう旨の通達があったそうです。その書類というのがこちら↓

국제우편물간이통관신청서(=国際郵便物簡易通関申請書)と書かれています↓

手書きの文字は형が既に書いた字です

えぇ、こんなん書かないといけないの知らなかった。。。なんかごめん、형。。。

4.物品価格$150以上の贈与品は課税対象

このお手紙ですが、内容は国際郵便物簡易通関案内書(申請書)といって簡単に言うと「あんたが輸入しようとしてるモノ、税金とるからちゃんと申請しないと渡さないYO!!」というヒップでホップな通達でござい。※日本語訳は以下にリンク貼っておきますね。

なぜ、今回税関検査の対象となりこのような通達があったかというと、このSEIKOの時計の金額に原因がありました。

国際郵便物簡易通関案内書の内容の中で「贈物など本人が使う物品として物品価格が US $150を超過する物品」は課税対象であると明記されています。これはEMSの荷物の合計額ではなくて、単品での価格の事です。

この時計は¥77,000くらいだったので例えば1ドル150円で見積もったとしても¥22,500なので余裕で$150はオーバーしちゃいます…。

つまり、腕時計は輸入自体は問題ないんだけど贈り物として送る場合$150を超える金額のものは税金を払わないといけないということです。この税金の支払先は韓国の税関なので韓国にいる輸入者が支払うことになります。(韓国の税関が日本にいる輸出者に通達を送ることはないです)

過去に送ったEMSではこのような通達はなかったのでもちろん初めてですが、これは税関の手違いでも横暴でもなんでもなくちゃんと定められたルールに基づくものです。これに関しては完全にわたくしの勉強不足で、時計くらい大丈夫だろうと思っていたのが甘かったですね…。まぁ結果大丈夫なんですけど税金が別途発生するよってことに無頓着でした…。

結局、韓国にいる형が17,000円くらいを税関に納税して無事輸入許可がおりて手元に届いたようでした。※すみません、韓国の腕時計の税率までは調べることができませんでした…。

5.輸入できちゃうこともある!?

チョマテヨ!!$150以上のプレゼントは課税対象といっても、過去に$150以上のプレゼントを送っても普通に届いたよッ!?って人も中にはいると思います。

これについては、運が良かった(?)ため税関に目をつけられずに輸入できてしまったという結果になります。

例えば、腕時計の価格帯は安いものももちろんありますが高いものだと数百万円以上というのはザラにありますよね。なので税関の観点から言うとEMSの内容物に「腕時計」と記載がある場合は課税対象となる高価な腕時計である可能性があるとみなします。

それに対して、例えばお菓子を例にあげるとお菓子単品の値段って高くてもせいぜい数千円くらいだと考えられます。もちろん、中には数万円する高級な希少なお菓子もあるとは思いますが、ざっくり見ると単価の安いものなのでわざわざ内容物が「お菓子」と書かれたEMS貨物の価格の妥当性を見るということは考えにくいです。どちらかというとお菓子だと成分を突っ込まれる可能性のほうが高いです。

税関だって人間が仕事していますので、世界中からくる貨物をくまなくチェックすることはできません。しかし、EMSの内容物の記載が単価が高価で課税対象となる可能性を匂わせる記載であった場合は止めて中身を確認するということがあります。「時計」とか「タブレット機器」とか「革製品」などなど…。

だからといって、内容物に高価なモノが含まれているけど税関に止められたくないからといって虚偽の記載をするということは絶対にNGです。それってつまり密輸しようとしていることと同じですので…。送ろうとしているEMSの中身の大部分はお菓子だけど一点だけとても高価なモノが含まれている場合はちゃんと全ての内容物を記載しておくべきですし、してないと後々輸出側も輸入側も色々と証明資料を提出したりと面倒なことが起こりうるので絶対にちゃんとしておきましょう。まぁ気持ちはわかりますけどね(苦笑)。

6.まとめ

というわけで今回のブログの要点をまとめてみました。

  1. 韓国にEMSを送れたとしても関税0で送れるとは限らない。
  2. 一点で$150を超える贈与品は課税対象になる。
  3. 関税を発生させないために内容品の価格や記載を偽るのは絶対にNG(それって密輸です)

コロナでEMSを利用する方は増えていると思いますがそのせいか最近は税関もかなり細かく見ているなという印象があります。リリモン宛に頂くDMでも似たような内容でお困りの方が多くいました…。

これについて気になったことが一点…。

これってサプライズで送ったEMSだとしたら韓国にいる輸入者側に迷惑をかけてしまう気が…(泣)

優しさで驚かせようとEMSを送って上げたとしても韓国の税関で止められて荷物より先に通関申請書が届いちゃったら韓国にいる友人や恋人は驚きますよね…。結果的に関税を支払わせる羽目になることが考えられます。

EMSでプレゼントを贈る際に限っては、サプライズの演出は控えたほうがどちらのためにもなるかもしれません。(苦笑)

それでは오늘은 여기까지!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました